お部屋 です。 ☆★☆
「後片付けのできない子」

というのが叱られる理由の最右翼だった管理人。
それが修正されずにそのまま成長すると、

「後片付けのできない男」

として周囲に認知されつつあったので、こいつはいかん
とさすがに気づいたわけで、近所の本屋へ駆け込んだのは
昨年の暮れでしたでしょうか。

もちろん全部が全部片付けられないわけではなく、
洋服とか音楽CDとか本などは実はしっかり整理整頓されて
いるのですが、どうしようもないのが

「机まわり」。

特に文具類とメモ等に使ったコピー用紙の散乱ぶりは
仕事場でも大問題。

「そ、それはいかんよ、きみ!」

と偉そうな人に文字通り偉そうに言われ続けて

「あいすいません。」

と軽くいなしてきたのですが、さすがに自分自身にストレスが
たまり出しました。とにかく探すことに時間を費やし、
やりたいことが満足にできていないというのも理不尽だと
今さらながらに気づき、駆け込んだわけです。

管理人は観察のメモや気づきのメモは自分で決めた大きさの
付箋やA4用紙に書き込む方法で情報整理をし、活用を目指していた
のですが、その前提がすっかり抜けていたのです。

つまり
書いたものを書きっぱなしにし、机に山積みさせ、数日経ってから
あの資料はどこだ、この資料はどうしたと探す始末。
「あるある」探検隊ならまだしも、それを探検した結果、ない
のだから極めて悪質。

てなわけで、駆け込んだ書店はちょっと整然すぎるくらいの
本並び。少しは乱れもあったほうがいいぞと、ひとりごちながら
ビジネスコーナーへ。

「おや。」

と思ったのは、背表紙棚の一番スミに五感を刺激するタイトルが。

「机周り1メートル! 魔法のかんたん整理術」


机、整理術、それが魔法なのだからにょきにょきと右手が伸びたよ、おい。

A4用紙の処理がなっていない管理人にとっては
「クリアフォルダーで分類わけ」

についおでこをぱちん。今まではたとえ整理をしたとしても従来から形
になっているクリアブック
にA4用紙を丁寧に上から差し込み、類似した内容は同じクリアブック
の1枚に何枚も重ねて入れていたことで、次に取り出すときに
手間隙かけすぎていたんだ。しかもクリアブックでは一方向からしか
出し入れできない欠点があり、
クリアフォルダーなら縦横がパックリ開いているために出し入れは便利。

しかし、その前に何か書いてあるぞ、どれどれ、

「暫定箱を用意」

なるほど、つまりはこうだな。

A4  A4  A4  A4  A4 

        ↓ (一定期間放置)

        箱(必要か不要かを判断)  不要 → 捨てる

        必要
        ↓
       各種フォルダーへ分類


ポイントは、一定期間暫定箱に放置し、期間後に整理する時に
もう一度確認して生きた内容なら活用するために保存せよという
ことから考えるに、これは自分が現在行っているブログ記事を
寝かせる方法とそっくりではないかと気づき、
再びおでこをぴしゃり。

特にこの一時的に保管する意味の暫定箱の存在は、今では非常にありがたく
活用させてもらっているのですが、その箱がアマゾンで商品を購入
した時の包装用のダンボール箱というのはいささか安っぽいなぁと
苦い表情を浮かべております。

そして、文具の置き方。今まではどこかでかっぱらってきたペンたて、
しかも底の深いペンたての中にシャーペン、ボールペン、消しゴム、
のり、はさみ、ホッチキス、定規を詰め込んでいたために、これでは
いざ使用しようと何かを取り出す度に全部をペンたてから出さなければ
ならなくなるというわけで、もっと浅いものにし、ペンとその他は
2つに区分し、ペンの向きも定めて、右利きならばそれらを右手前に
置くことを本書は勧めます。

さらに、先述のA4の分類において不要で捨てるものに関しては、
それではもったいないので裏側が白紙なのだから半分に切って
メモ用紙として同じく右側に置くことも促しています。

「ははーっ。」

と本書の家来かのごとく言いなりになってしまった管理人。
だから、今はスッキリした机まわりのもと、気分爽快でブログ記事
を書いていたのですが、
最近、ある意味で尊敬の念を抱いている、齋藤孝氏の本を久々に購入。

「三色ボールペン情報活用術」

は角川ONEテーマ21の非常に軽い新書。
敬意を表しながらも軽快にページをめくるうちに、さらに先を行く一言が。

整理 = 活用

「...........」

これまでは

整理 → 活用

でうまくやってきたと自認していましたが、齋藤氏、さらに高度な提案を
なさる。うーむ。軽快な読みっぷりだった管理人のページをめくる手が
しばらくの間止まってしまった......
今からじっくり読ませてもらうよ、齋藤殿。 


著者: 壺阪 龍哉
タイトル: 魔法のかんたん整理術―机回り1メートル!
著者: 齋藤 孝
タイトル: 三色ボールペン情報活用術
 
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